みなさん、こんにちは!
男メイク専門で活動しているメンズメイクの高橋です。
今回はそもそも論的なコトをテーマに記事を書いていこうと思います!
少しずつメンズメイクが定着してきている中で、メイクにまつわる用語をなんとな~くで理解している人も少なくないのではないでしょうか。
今回はそんな方々のために、よく耳にする美容用語をまとめてみました。
目次
さっそく動画をご覧ください!
メイク用語集をおさらいしてみましょう!
まずはメイクの大枠のカテゴリーから見ていきます。
メイクのカテゴリーは大きく上記の図のように分かれます。
- 肌を整えるベースメイク
- パーツを整えるポイントメイク
この2つのパートにわけて考えるとメイクの用語がすんなり入ってきます。
さらに詳しく見ていきましょう。
ここではベースメイクとポイントメイクを少し掘り下げていきます。
まずはベースメイクから。ベースメイクの工程は大きく3つに分類することができます。
化粧下地・BBクリーム
化粧下地やBBクリームはスキントーンを整えたりファンデーションのノリや付きを良くするアイテムです。
肌の色味を調整するコントロールカラーも、この部類に属すでしょう。
ファンデーション・コンシーラー
化粧下地やBBクリームよりも、さらにカバー力を重視したメイクアイテムがファンデーションやコンシーラーです。
ファンデーションは顔全体につけるもの、コンシーラーは青髭やクマなどの部分カバーに使うものと認識しておくと分かりやすいですね。
セッティングパウダー
最後に化粧下地やファンデーションをセットするために使うセッティングパウダーです。
メイク品は油分を含んでいますから、ファンデーションや化粧下地だけで終わらせるとベタつき感やテカリ感が出て崩れやすくなってしまいます。
その崩れを防ぐために使われるのがセッティングパウダーと言います。
セッティングパウダーはフィニッシングパウダーや粉おしろい、お粉なんて言ったりしますね。
このセッティングパウダーはバラバラになってる粉体のルース型と固形の粉体のプレスト型に分けることができます。
続いてはポイントメイクの詳細を確認していきましょう。
眉メイク
アイブロウと言ったりもしますが、眉メイクでは主に眉ペンで眉毛を描き足したりアイブロウパウダーを使って眉の濃さを足したりします。
眉毛で印象を変えることができるのでメンズの間でもジワジワと眉メイクが流行りつつありますね。
アイメイク
アイメイクは言葉の通り、目元のメイクの事を指します。
アイラインやアイシャドウ、最近では涙袋メイクもアイメイクの一種となりました。
またメンズに人気のアイプチもアイメイクのカテゴリーとして扱われます。
フェースカラー
フェースカラーはチークやシェーディング、ハイライトの総称です。
シェーディングは顔を小さく見せるためにブラウンカラーの化粧品をフェイスラインに乗せることを言ったり、ハイライトはツヤ感や鼻筋を高く見せるためのアイテムとなります。
チークは男性のみなさんはあまり馴染みがないかもしれませんが、深みのあるオレンジやベージュを使うと小顔効果が期待できます。
LIP
口紅やグロスを使う事を指します。
メンズではほとんどがリップクリームですが、最近は色付きLIPのメンズ用なども発売されていて、これからメンズが唇に色を乗せる時代がきそうですね!
メイクの際によく登場する用語について
続いてはメイクをする際によく耳にする用語をおさらいしていきましょう。
この上図の言葉、よく見かけませんか?
実際に図に合わせてご紹介すると・・・
- Cライン・・・眉尻の下から頬骨にかけてのCのライン
- Tゾーン・・・おでこから鼻筋にかけてのライン
- フェイスライン・・・耳下からアゴ先までのライン
- アイホール・・・目のキワから眉骨の間の範囲
これら4つのゾーンを意識してメイク品をのせることで顔の印象を変えることができます。
例えば、以下のような効果をメインに出すことができます。
- Cラインにハイライトをのせる→美肌効果
- Tゾーンにハイライトをのせる→鼻が高く見える効果
- フェイスラインにシェーディングをのせる→小顔効果
- アイホールにアイシャドウをのせる→目ぢからUP
続いてはメイクの仕上がりの質感を左右する用語について
こちらはちょっと上級者向けではありますが、軽く参考程度に覚えてもらうといいかもしれません。
- マット・・・ラメや光沢感がない状態
- ツヤ・・・うるおいやツヤめきなどがある状態
- セミマット・・・マットとツヤが両方ある状態
- シアー・・・透け感、透明感がある状態(主にファンデーションの仕上がりを表現する際に使われます。)
- シマー・・・きらめき感、パールの輝きなどを表現する用語
- ニュアンス・・・肌馴染みのいいカラー、自然でナチュラルな様を指す用語
ちなみにメンズメイクではセミマットに仕上げていくのがおすすめです。
ツヤは中性的な印象を出し、マットは化粧感を全面に出しますのでベースメイクはツヤとサラサラが共存するセミマットな仕上がりを目指すのが初心者さんにとってもおすすめ。
パーソナルカラーについて
パーソナルカラーもメイクの完成度を高めるために必要な知識です。
ですが、メンズメイクの場合はそこまで意識しなくても大丈夫。
パーソナルカラーとは、もともと持っている自分の肌色の色味の傾向のことを指し、ブルーベースとイエローベースに分けることができます。
文字通り、ブルーベースは青みが強く、イエローベースは黄みが強い方のことを言います。
色白さんはブルーベースの方が多く、血管の色が青く透けて見えますね。
イエローベースさんは逆に、腕の内側を見ると血管が緑寄りの色に見えるので腕の内側を見てパーソナルカラーを簡易的に判断することが多いです。
メイクの仕上がりをサポートする用語について
続いてはメイクの仕上がりをサポートしたり、手技においてよく使う用語を説明します。
- ティッシュオフ・・・テカリや化粧崩れをティッシュで抑える行為
- コットンパック・・・化粧水をコットンに浸し、割いたのち簡易シートパックをつくる行為
- パッティング・・・指やスポンジで肌の上にある化粧料をタッピングしながら馴染ませる行為
- ストローク・・・指やスポンジを横にスライドさせ、化粧料を塗り伸ばす行為
メンズメイクでは、BBクリームやファンデーションを塗り終えた後に、パッティングを行い肌に化粧品を密着させるとナチュラルに、より完成度の高いベースメイクに仕上げることができます。
また化粧が崩れてきたなと感じたらティッシュオフしていきましょう。
皮脂が浮いてきたと感じた際にティッシュオフすることでメイクが汚く見えなくなりますよ!
最後に美容用語でよく耳にする言葉をまとめてみました!
- 毛穴落ち・・・毛穴に化粧料が落ち込むこと
- 密着感・・・肌にしっかり化粧品が密着している状態→化粧が崩れない
- シワに落ちる・・・シワの割れ目に化粧料が落ち込むこと
- ヨレる/化粧崩れ・・・仕上げたてのメイクの状態から、汚くなっていく様
- お直し/化粧直し・・・化粧崩れを直す行為
- くすむ・・・肌の色がドス黒くなる様
- 酸化する・・・ファンデーションや化粧料がドス黒くなる様
- タッチアップ・・・デパートなどで化粧品を顔につけてもらう様
- サンプル/試供品・・・自宅で試せる一回分程度の試供品
ここらへんは、よく僕のレビュー動画でも使う言葉になるのでぜひ覚えてみてください!
とは言いつつ、イメージしづらいと思うのでもう少し解説させてください。
毛穴落ちについて
毛穴落ちについて、イメージしやすいように手書きですが図を作ってみました!
まず、落とし穴の上にビニールシートをピンっと張った状態を想像してください。
このピンっと張ったビニールシートが塗りたてのファンデーションです。
そして落とし穴が毛穴だったとします。
図の右側のようにビニールシートは時間と共に落とし穴の中に、だんだん落ち込んできますよね。
雨や風の影響も受ける時があるかもしれません。
これは肌も同じこと。
汗や皮脂、こすれなどによって、ピンっと張った状態のファンデーションが時間とともに毛穴にどんどん落ち込んでいくのです。
これが毛穴落ちという状態です。
この毛穴落ちの現象は同じく、シワの部分にもみられる現象なのでシワヨレとかシワ落ちと言ったりもしますね。
くすみについて
くすみについては、歯で例えていきましょう。
本来、歯は自然に生えたものであれば白色ですね。
ただ、タバコや食べ物、加齢などによって大人になるにつれて黄ばんできます。
この現象がくすみ。
肌も同じように、くすみが起こります。
朝起きた時の顔色と夕方になった時の顔色の違いを感じたことはありませんか?
あれは顔の血行が悪くなり、本来の肌色がよどんでいる状態なのです。
また、くすみは古い角質が溜まり、肌が分厚くなることで起こることもあります。
お手入れ不足で乾燥してしまっていたり、日焼けをすると肌がずず黒く沈んで見えて不健康そうに見えてしまう・・・これを肌くすみといったりします。
ただ、年齢とともに肌はくすんでいくので、コントロールカラーなどの化粧下地で調整してあげるのもおすすめな技法になっています。
そして、肌自体がくすむのと同じように、ファンデーションも時間とともに色が変わりくすみます。
このファンデーションがくすむことを酸化と言ったりもします。
ファンデーションは空気に触れた瞬間から、酸化が始まり、色が少しずつ暗くなっていくのです。
なので、肌がくすみ、ファンデ―ションの酸化が激しいと夕方にはすごく疲れた感じの肌色になってしまいます。
くすんだ肌や酸化したファンデを元通りにするためにも、化粧直しを1日1回でもいいので行うことをおすすめしています。
タッチアップについて
最後にタッチアップについて説明します。
デパートで主に使うことが多いタッチアップという用語ですが、美容部員さんに実際に顔に化粧品をつけてもらうことを指します。
皮膚に合うか、色が自分にマッチするかなど様々な疑問を解決できるのがタッチアップ。
メーカー専門のアドバイザーが親身になってお悩みに合わせた化粧品をおすすめしてくれます。
またタッチアップの際に、サンプルももらえるので自宅で再度試して購入の検討をすることができます。
というわけで、今回はメンズメイクにまつわる用語についてご紹介させて頂きました。
ぜひ皆さんのおさらいの参考になればと思います!
まずは用語を理解することで商品なども選びやすくなると思うので、徐々に覚えていってくださいね。
それではまた次回の更新もお楽しみに!